悩ましいスパムメール整理…Gmailのメールを一括削除する方法

gmailについて教えて

ドメインによるセーフリストを作りたい
既読メールの送信者メールアドレスからドメインリストを作るにはどうしたらいい？

また、上記以外にいい方法があれば教えて

2.0 Flash Experimental。想定どおりに動作しない可能性があります。

Gmailでドメインによるセーフリスト（許可リスト）を作成する方法、既読メールからドメインリストを作成する方法、そしてその他の方法についてご説明します。

1. ドメインによるセーフリストの作成方法（手動）

特定のドメインからのメールを常に受信トレイに振り分けるためには、以下の手順でフィルタを作成します。

1. Gmailにログインし、右上の歯車マーク（設定）をクリックします。
2. 「すべての設定を表示」をクリックします。
3. 「フィルタとブロック中のアドレス」タブを選択します。
4. 「新しいフィルタを作成」をクリックします。
5. 「From」の欄に、許可したいドメイン（例: @example.com）を入力します。
6. 「フィルタを作成」をクリックします。
7. 「迷惑メールにしない」にチェックを入れます。
8. 必要に応じて他の条件（例: ラベルを付ける、スターを付けるなど）も選択できます。
9. 「フィルタを作成」をクリックします。

これで、指定したドメインからのメールは迷惑メールフォルダに振り分けられなくなります。

2. 既読メールの送信者メールアドレスからドメインリストを作成する方法

Gmailのインターフェースには、既読メールから直接ドメインリストを作成する機能はありません。そのため、以下のいずれかの方法で対応する必要があります。

• 方法A: 検索と手動抽出
  1. Gmailの検索ボックスで is:read と入力して既読メールを検索します。
  2. 検索結果から、ドメインを抽出したいメールをいくつか選びます。
  3. 各メールの送信者アドレスを確認し、ドメイン部分（@以降）をリストにまとめます。
  4. 重複するドメインを削除します。
  5. 上記「1. ドメインによるセーフリストの作成方法」の手順で、作成したドメインリストを使ってフィルタを作成します。
  この方法は手作業が多く、件数が多い場合は大変です。
• 方法B: スクリプトやツールを使用 Google Apps Scriptなどのスクリプトを使用すれば、既読メールからドメインを自動的に抽出する処理を作成できます。また、サードパーティ製のツールや拡張機能を利用する方法もあります。ただし、スクリプトの作成やツールの利用にはある程度の技術的な知識が必要です。

3. 上記以外に良い方法

• 連絡先リストの活用: 送信者を連絡先に追加しておくと、その人からのメールは迷惑メールとみなされにくくなります。特に重要な送信者は連絡先に追加しておくことをお勧めします。
• 送信者に直接連絡: 迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう場合は、送信者にその旨を伝え、送信元メールサーバーの設定などを確認してもらうのも有効な手段です。
• Gmailの迷惑メールフィルタの学習: Gmailの迷惑メールフィルタは、ユーザーの操作（迷惑メールにする/しないの振り分け）を学習し、精度を高めています。迷惑メールではないメールが迷惑メールフォルダに入っていた場合は、「迷惑メールではない」をクリックすることで、フィルタの学習に貢献できます。

補足

• ドメイン指定だけでなく、特定のメールアドレス（例: user@example.com）を指定してフィルタを作成することも可能です。
• フィルタの条件は複数組み合わせることができます（例: 特定のドメインからのメールで、件名に特定のキーワードが含まれる場合のみフィルタを適用するなど）。

これらの方法を組み合わせて、効果的にセーフリストを作成し、必要なメールを受信できるように設定してください。

方法Bの「Google Apps Scriptなどのスクリプトを使用すれば、既読メールからドメインを自動的に抽出する処理を作成できます。」について、具体的なコードを教えて

方法Bの「Google Apps Scriptを使って既読メールからドメインを自動的に抽出する」具体的なコード例をご紹介します。このスクリプトは、既読メールの送信者アドレスからドメインを抽出し、重複を排除したリストをログに出力します。

JavaScript

function extractDomainsFromReadEmails() {
  // 既読メールを検索するクエリ
  const query = 'is:read';

  // 検索を実行し、スレッドを取得
  const threads = GmailApp.search(query);

  // ドメインを格納するセット（重複を自動的に排除）
  const domains = new Set();

  // 各スレッドを処理
  for (const thread of threads) {
    // スレッド内のすべてのメッセージを取得
    const messages = thread.getMessages();

    // 各メッセージを処理
    for (const message of messages) {
      // 送信者アドレスを取得
      const from = message.getFrom();

      // メールアドレスからドメインを抽出
      const domain = extractDomainFromEmail(from);

      // ドメインが抽出できた場合、セットに追加
      if (domain) {
        domains.add(domain);
      }
    }
  }

  // 抽出されたドメインをログに出力
  Logger.log('抽出されたドメイン:');
  for (const domain of domains) {
    Logger.log(domain);
  }

    //抽出されたドメインをスプレッドシートに出力する場合
    outputDomainsToSpreadsheet(Array.from(domains));
}

// メールアドレスからドメインを抽出する関数
function extractDomainFromEmail(email) {
  if (!email) return null; // メールアドレスがnullまたはundefinedの場合はnullを返す

  const match = email.match(/@(.*)/);
  return match ? match[1] : null;
}

//抽出されたドメインをスプレッドシートに出力する関数
function outputDomainsToSpreadsheet(domains) {
  // スプレッドシートIDを指定（必要に応じて変更）
  const spreadsheetId = 'YOUR_SPREADSHEET_ID'; //ここにスプレッドシートIDを入力

  // シート名（必要に応じて変更）
  const sheetName = 'domains';

  // スプレッドシートを取得
  const ss = SpreadsheetApp.openById(spreadsheetId);

  // シートを取得。存在しない場合は作成
  let sheet = ss.getSheetByName(sheetName);
  if (!sheet) {
    sheet = ss.insertSheet(sheetName);
  }

  // 既存のデータをクリア
  sheet.clearContents();

  // ドメインを書き込む
  sheet.getRange(1, 1, domains.length, 1).setValues(domains.map(domain => [domain]));
}

使用方法:

1. Googleスプレッドシートを作成: ドメインリストを出力するためのスプレッドシートを作成します。
2. スクリプトエディタを開く: スプレッドシートの「ツール」>「スクリプトエディタ」を選択します。
3. コードをコピー: 上記のコードをスクリプトエディタにコピーします。
4. スプレッドシートIDを設定: YOUR_SPREADSHEET_IDの部分を、作成したスプレッドシートのIDに置き換えます。スプレッドシートIDは、URLの https://docs.google.com/spreadsheets/d/YOUR_SPREADSHEET_ID/edit#gid=0 の YOUR_SPREADSHEET_ID の部分です。
5. スクリプトを実行: スクリプトエディタの実行ボタン（再生マーク）をクリックします。初回実行時は承認を求められるので、許可してください。
6. ログを確認: スクリプトエディタの「表示」>「ログ」を選択すると、抽出されたドメインのリストが表示されます。また、指定したスプレッドシートの domains シートにもドメインリストが出力されます。

コードの解説:

• extractDomainsFromReadEmails(): メインの関数。既読メールを検索し、各メールからドメインを抽出します。
• GmailApp.search('is:read'): 既読メールを検索するGmail APIのメソッド。
• Set(): ドメインを格納するために使用。重複するドメインは自動的に排除されます。
• extractDomainFromEmail(email): メールアドレスからドメインを抽出する関数。正規表現を使用しています。
• Logger.log(): 抽出されたドメインをログに出力します。
• outputDomainsToSpreadsheet(domains): 抽出されたドメインをスプレッドシートに出力します。
• SpreadsheetApp: スプレッドシートを操作するAPI。

改善点:

• エラーハンドリングの追加: メールアドレスの形式が不正な場合などのエラー処理を追加することで、スクリプトの安定性を向上させることができます。
• 抽出件数の制限: メール件数が多い場合は、処理に時間がかかる可能性があります。GmailApp.search() のオプションを使って、処理する件数を制限することを検討してください。例： GmailApp.search(query, 0, 100); (最初の100件のみ処理)
• 日付範囲の指定: 特定の日付範囲の既読メールからドメインを抽出する場合は、GmailApp.search() のクエリを変更します。例： GmailApp.search('is:read after:2023/10/26 before:2023/10/27');

このスクリプトを必要に応じてカスタマイズして、自分のニーズに合ったドメイン抽出ツールとして活用してください。